アルドノア・ゼロ EP19 “楽園の瑕” 雑記+

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今回は前編を通してスレイン側の描写でしたね。

強引に状況を変えてきたせいで、そろそろ爆発しそうな勢いなのがすごく怖いです。

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冒頭の地球軍上層部との面談

びっくりするくらい状況認識が甘いですね。1期冒頭に質量攻撃+通信網破壊で一方的にやられたことをもう忘れたのでしょうか。1期ラストの連合本部では、デューカリオン等の処遇に理解があった感じだったので、割と信用できる組織なのかなと思ったのですが、トップはあんなもんですね。

ただ、敵の力で動いている船が信用ならんというのはある意味正論で、
・イナホが死んだら機能を停止する
・そもそも発掘したドライブのため、ほぼブラックボックス
・極めて強力だが喪失したらそれっきり
という点を勘案すると兵器の信頼性もへったくれもないので、重要作戦の重要ポジションにホイホイ出せるようなものではないでしょうね。
マグバレッジ艦長も「現状のデューカリオンの扱いに不満を抱いているわけではありません」というセリフから、上記の問題を正しく認識しているようです。

 

スレインの行動と状況

なかなか複雑な心境のようです。
精神分析や、心理描写から何かを語るのは苦手なのであまり明確にこれといったことは言えないのですが、今の状況に後悔している感じですね。アセイラム姫のためにやってきたことが、全部裏目に出て、こんなはずじゃなかったって感じのそんないらだちがあるような気がします。

おそらく最大の問題は、レムリナ姫と火星騎士に嘘を付いていることでしょうね。レムリナ姫にはアセイラム姫が回復したのに面会謝絶と言ったり、火星騎士には相変わらず偽物だってことがほとんど公になっていませんし。アセイラム姫の現状が公になった時点で、ドミノ倒し式に全部崩れるでしょうね。ハークライトの腹の読めない感じもすごく怖いです。

 

今週の火星カタフラクト

極めて強力なステルス能力が売りの機体のようです。
今回の対処法は、「気流の乱れを捕捉する」というものですね。
この方法、割と合理的かつ実績のある方法で、ゾイド新世紀/ZEROで主人公ビットが光学迷彩を見破った時に使われていますし。戦闘妖精・雪風などは大気の運動を観測する「凍った目(フローズンアイ)」として実用化されています。

現実でも気流を光学観測する手段があったはずですが、何だったのか失念しました。
(一応簡単にググった中では、JAXAのこの記事が近そうです→参考:http://repository.tksc.jaxa.jp/help/pdf/25FY/SP-13-002/04.pdf

 

スレインが想像以上に砂上の楼閣を築いているんだということ。そしてそれが本人も認識していることがじっくり描写された回でした。
スレインがやらかしたことは、イナホの言った「今更アセイラム姫が平和を説いても誰も信じてくれない」ということに集約されているような気がします。
ストーリー中初めての火星カタフラクトによる連携作戦も始まりますし、スレイン側の歪みも限界っぽいですし、どう片がつくのか非常に怖いですが、それ故に次回が楽しみですね。

 

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