輪廻転生の否定と自分への言い訳(個人の感想です)

※ちょっと印象を確認したくてですます調じゃない書き方してます。

こんなタイトルにするとなんか妙にスピリチュアルななんたらみたいで個人的にう〜んって感じがするけどまぁこれは本音だから仕方がない。

2年間人工知能関係の研究をして、どうやら魂とか霊魂みたいなのは存在しないんだろうなあっていう漠然とした実感がわいてしまったのがことの発端。

 

 

前も記事にした通り、自分はどっかで死ぬくらいなら不老不死でいいと、割と本気で思ってる頭のおかしい厨二病であり、自分が死ぬというのがどうにも耐えられないくらいの拒否感を持っている。

そしてそれまたなんの根拠もなく、心霊現象や霊魂の存在もあったらいいなぁと思ってて、それがあるなら輪廻転生があるかもしれないし、死んでも生まれ変わればええんでない?くらいのざっくりとした折り合いをつけていた。

じゃあ霊魂の存在は何によって立つのよ?ってことで、クオリアとか自己認識とかの哲学的な云々を説明するのに霊魂あれば説明つくんじゃね?(参考:心身二元論)みたいなことを勝手に考えていた。

ここまで前提

 

それで上の話に戻るけれども、最近の心理学とか脳科学とかの発達は凄まじくて、素人の大学院生がちょっと文献調査で書籍を漁っただけでも、意識に関する科学的な説(参考: Giulio Tononi   Integrated information theory )とかそもそも自意識とか自己の存在なんて脳の巨大なシステムに比べたらちっぽけなものだとか(参考:サブリミナル・マインド)に辿り着いてしまう。

そうするとなんとなく自分の基盤が揺らいだ気がして、「あーやっぱり死んだら何にも残らないのかぁ、つらい(‘、3_ヽ)_」なんてことになってしまう。

でも人間なんだかんだ言い訳を思いつくもので、ある日ふと思い立ったわけで。

「霊魂等なしで自己認識を生成できるんだったら、もし死んでもまたどっかで自分が生まれるんじゃないか?生まれ変わりとかそういうの全然抜きにして」

ということを思いついてしまったわけですはい。

要するに、今、自分が自意識を持って世界を認識してるのは間違いないことで、その上で霊魂の存在が否定されたなら、大脳の物理的な神経ネットワークで自己認識は生み出すことができるということ。ならばその帰結として、今の自分が死んでも、そのうちまた自分を自分と認識してる個体が生まれるだろうという話。(ややこしすぎてうまく説明できない)

だからまぁ、自分が死ぬということにそこまで悲観的になる必要はないのかなって、そんな気がしてる。

でも結局今の自分は消えるからどう頑張っても強くてニューゲームはできないんだけどね。

 

 

 

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